亜鉛華軟膏って本当にいいの?〜効能・副作用

亜鉛華軟膏はアトピーの人に幅広く使われている軟膏ですが、
どんなタイプのアトピーにも使えるのでしょうか。
症状でいうと
「ジクジクしたり浸出液が出ている」
こんな重症なアトピーの人にオススメなのが亜鉛華軟膏なのです。
アトピーは軽症〜重症によって症状が違いますが、
重症の人は浸出液という液が血管から出てきます。
浸出液は乾燥させないと黄色ブドウ球菌が増えてしまうため、
痒みや炎症、アトピーが悪化してしまうのです。
亜鉛華軟膏はこの液を吸収してくれたり、血管を収縮するほか、
・収斂
・消炎
・保護
・防腐
などの働きがあります。
また副作用はないのですが、人によってはかぶれたり、
痒みなどの症状を引き起こす場合もあります。
気を付けてほしいのは、この治療法が必ず良いとは言えません。
例えば、火傷や傷でも浸潤療法という乾かさないことで
傷を残さないようにする方法があります。
亜鉛華軟膏はジュクジュクした部分を乾燥させてくれますが、
今の症状に使用するかどうかは医師の判断次第です。
また、かぶれやあせもが原因でかゆみや炎症、アトピーが
悪化しないように予防策としても使えます。
しかし、他のところについてしまうと乾燥してしまうので
気をつけないといけません。
軽症なうちは乾燥に悩まれるアトピーですが、
悪化すると浸出液が出てきてしまい、黄色ブドウ球菌も増殖し、
感染病などのリスクも高くなります。
そうなってしまうとステロイドも効きにくくなってしまうので、
早めの治療で肌を乾燥させ、重症化を回避しましょう。